肝臓は体内の化学工場と言われ、生命維持のために様々な働きをしています。
今回は、肝臓の構造と働きについて紹介します。
-
摂取した栄養素を体内で利用できる
形に変える -
体にとって有害な物質を分解して
無毒化する -
脂肪の消化を助ける
人間ドックで肝機能異常がみられる方は年々増加しています。
肝臓の代謝機能が低下すると、体のだるさを引き起こします。
また、胆汁酸分泌の減少により、脂肪が消化されにくくなり、胃もたれや食欲不振に繋がります。
自宅で過ごす時間が長くなると、安心感からついつい飲み過ぎてしまうもの。食べ過ぎや飲み過ぎで肝臓に負担がかかると、代謝機能や解毒機能が下がり、エネルギー不足から体が疲れてしまいます。
お料理やお酒を美味しく楽しむためにも、日頃から肝臓のケアを心がけましょう。
牡蠣とほうれん草のホワイトシチュー
寒い季節や飲み過ぎてしまった日におすすめしたい食材のひとつが「牡蠣」。牡蠣は「海のミルク」とも呼ばれ、たんぱく質や亜鉛などのミネラルが豊富で、濃厚な味わいです。たんぱく質は、肝臓の働きを促進してアルコールの分解を助けます。また、亜鉛は疲れた肝臓の機能回復に欠かせない栄養素です。栄養満点の牡蠣と鉄分が豊富なほうれん草のあたたかホワイトシチューで、疲れた肝臓を労わりましょう。
3〜4人分 調理時間40分
- 生牡蠣
- 200g
- ほうれん草
- 1束
- 玉ねぎ
- 1個
- 生姜
- 100g
- 料理酒
- 大さじ2
〈ホワイトソース〉
- 小麦粉
- 大さじ3
- バター
- 40g
- 牛乳
- 800g
- 白味噌
- 大さじ1
- オリーブオイル
- 大さじ1
- 塩胡椒
- 少々
牡蠣は軽く流水し、ほうれん草はよく水洗いした後、3cmの長さに切ります。
また、玉ねぎと生姜は千切りにしておきます。
- まずは、ホワイトソースを作ります。鍋にバターを焦がさないように弱火で溶かし、小麦粉を加えて木ベラで粉がなくなるまで混ぜます。火を強火にして牛乳を少しずつ加えながらダマにならないように泡立器でよく混ぜ合わせます。トロミが出てきたら白味噌、塩胡椒で味を調えます。
- バッドに玉ねぎと生姜の千切りを敷き、その上に牡蠣を並べて、料理酒をかけます。
- 2をしっかりラップして、電子レンジ(600W)で約5分加熱します。
- 1に3とほうれん草を入れ、弱火で5〜6分煮込みます。
- お皿に盛り付けて刻みパセリを散らして完成です。