はじまりは、動物性生薬「熊胆」
ウルソデオキシコール酸の起源は、千数百年の歴史を持つ「熊胆(ゆうたん)」にあります。古代、ギリシャからインドにかけての地域周辺では、動物の胆のうからできた薬が使用されていました。なかでも、ツキノワグマやヒグマの胆のうを乾燥させて作った動物性生薬「熊の胆(くまのい)」は、シルクロードを渡って中国へ運ばれ、「熊胆」と呼ばれるようになりました。
熊胆が日本へ伝わったのは奈良時代、遣唐使によって中国から運ばれてきたと考えられています。当初はとても貴重な薬で、聖武天皇に献上されていたとされる熊胆が、今でも正倉院に残っています。庶民に広まったのは江戸時代になってから。医師・後藤艮山が「熊胆丸(ゆうたんがん)」という丸剤を作ったことがきっかけといわれています。
日本で発見、合成方法の確立、そして製剤化へ
熊胆として昔からの人々の健康を守ってきましたが、この熊胆の主成分が「ウルソデオキシコール酸」であることを発見したのは、実は日本人なのです。
1927年、岡山大学の正田政人教授が、「ウルソデオキシコール酸」を発見しました。戦後になって、東京工業大学の金沢定一教授が、牛の胆からウルソデオキシコール酸の化学的合成に成功。1957年には、日本の製薬会社が発売を開始しました。
①栄養素の吸収を高め、
栄養補給に効果をあらわします
食物に含まれる脂肪や脂溶性ビタミンの吸収を高めます。
②利胆作用を促進し、
栄養補給に効果をあらわします
肝臓にはたらきかけ、肝臓から分泌される胆汁酸の分泌量を増やします。胆汁酸は脂肪を包み込み、小腸から吸収されやすくします。
肝臓水解物は、ブタの肝臓(レバー)を消化吸収しやすいように加工したものです。
肝臓(レバー)は、アミノ酸やポリペプチドなどを豊富に含みます。
肝臓の新陳代謝を活発にすることにより、滋養強壮効果をあらわします。